村野: |
住宅ブームの中、若松さんは、消費者と建築業者の橋渡しとなる業務を手掛けられているそうで。具体的にお聞かせ下さい。
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若松: |
当社は、施主側と業者側が問題を抱えず快適に家を建てることができるよう、住まいに関するあらゆる情報を双方に提供しています。中立的な立場に立ち、プロの目で具体的・専門的にアドバイスを行う、いわゆる「住まいの結婚相談所」という感じですかね。
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村野: |
そのような業務を始めようと患われたきっかけは?
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若松: |
私自身が住宅を建てた際、失敗に終わりまして。その時何が原因だったかを追究したことがきっかけとなり、「消費者が本当に満足できる住宅を獲得できるよう支援したい」という思いが芽生えたのです。
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村野: |
とおっしゃいますと?
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若松: |
香川県内に建築業者が1000社ほどあるにもかかわらず、一消費者だった私は数十社しか調べず、情報量が不足していたのです。情報を得る術がなかったといいますか…。
そして家を建て、実際に住んでみると目はチカチカするし、真冬でしたが窓を開けていないと生活できない状態に。当時、阪神淡路大震災の直後で各メーカーさんは耐震はうたっていたのですが、まだシックハウス症候群への対策には着手していなかったのです。
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村野: |
なるほど。実体験を生かし、事業に取り組まれているのですね。
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若松: |
はい。そもそも、家を建てることが最終目的ではありません。
本来家は、家族が自分たちの価値観に合わせて、楽しく暮らせるように建てるものでしょう?
ですから、当社では、設計士や工務店を紹介する以外にも、お客様には、ファイナンシャルプランナーを紹介させて頂いています。
最近では、自分の貯蓄に見合わない予算を組まれる方や、頭金もないのに無謀な計画を立てられる方が多いのが実状。
それでは、自己破産や住宅ローンによる自殺行為を導きかねない。
ですから、正確な数字をはじき出す専門家に委ねて人生設計を行うことが大切なのです。
もちろん、お客様によって価値観は様々。
ですから私どもでは「家づくりの判断基準と業者の選択基準」を参考に、最終的に住宅を購入するか否かを決定して頂くのはお客様自身に委ねています。
施主に喜んで頂くことが私たちの第一の願いなので、今後も丁寧に的確に、住まいづくりのコンサルティング事業を展開していきたいと思います。
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村野: |
ぜひ頑張って下さい!
本日はありがとうございました。
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